本郷、日本酒の入ったグラスを口に運ぶ。 本郷「そもそもマラソンにはならない。 車椅子を押して走ることはできないからね。 でも、意味はあるよ。」 賀来「乗る側、押す側にか?」 本郷「社会全体にさ。」 多部、チーズを頬張る。 本郷「マラソンコースの沿道にはハンデを持った人達がスタンバイして... 続きをみる
ときどき天使いつも悪魔。のブログ記事
ときどき天使いつも悪魔。(ムラゴンブログ全体)-
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多部、唐揚げを頬張る。 本郷「女優を乗せて誰が車椅子を押して走る? 走りのプロに任せよう。 マラソンや駅伝の有名コーチ。」 多部「引き受けてくれないでしょ。」 賀来「引き受けないね。 自分の身体が壊れるからね。」 本郷「まぁいいさ、逃げる奴は追わない。 一先ず、これでスター... 続きをみる
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多部「何を考えついたの? 悪魔の考え方?それとも天使?」 本郷「どっちかな。」 本郷「マラソンランナーは決めておかない。 出演者の前に車椅子が1台。」 本郷「車椅子に誰が乗る? それも決めていない。」 多部「ゲストに招いた障碍者のどなたか? 子供は危険だから高校生ぐらいの子... 続きをみる
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グラスを空ける賀来。 賀来「本来、演出の要らない番組であるはずだよな。」 多部「耐えられるかしら・・・ 演出なしで24時間も・・・ ドキュメンタリー程度の演出だと24時間辛い物があるわ・・・」 本郷「耐久レースだな。」 多部「それでマラソンが番組内であるの?」 賀来「違うでしょ。」 本... 続きをみる
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多部「私のおばあちゃんがね、若い頃テレビ局でタイムキーパーをやっていて 昔の台本いっぱい持っていてね。 その本が凄く好きなの・・・宝物なの・・・ 時間がゆったり過ぎて今のテレビじゃ使えないけど、いつかやってみたいの・・・」 賀来「なかなか上が厳しくて俺たちの思うような仕事はできな... 続きをみる
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本郷、キャラメルフラペチーノを持って多部の後ろに静かに立つ。 本郷「賀来がそろそろ皆で飲もうってさ。」 驚き振り向く多部。 多部「驚くじゃない。止めて。」 PCに向き直る多部。 立ち去る本郷。 ニコル「おはようございます。多部さん。 相変わらずお忙しそうですね。」 PCに向かったままの多部... 続きをみる
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(リブログさせて頂いた記事のダイビングスクールと脚本内のダイビングスクールは全く関係がありません。) ※『』内、手話。 湘南、歩きながらソフトクリームを食べているアロハシャツを着たニノとたこ焼きを食べている息子(10歳)。 賀来「ニノさんご無沙汰しています。息子さんですか?」 息子... 続きをみる
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社食、テーブルに着く本郷。サンドイッチを食べ始める。 ぎばちゃん「泊まりだったか?」 本郷「自宅からですよ。」 ぎばちゃん「早いな、やけに」 本郷「・・・・・・・」 ぎばちゃん「何か嗅ぎまわってるらしいな。」 本郷「何をですか。 私は知りませんよ。 まぁ休みの日だっていうのに、局にわざ... 続きをみる